今朝、パソコンの後で公園に行ったら、いつもと一時間以上の差があったせいか、人通りの多さを実感しました。
我が家の柴犬は老齢なので、いつも犬の体調に従っての散歩になるのですが、今日はそこそこよく歩いたので、久しぶりに一番遠距離コースになりました。すると、短距離コースでは見かけない花や木や実が目に入りました。当然といえば当然ですが、人は経験したものが違えば、気付くことや気になる物が違ってしまいますね。これは散歩の経験ですが、育った環境や親の価値観などの違いで、そもそも経験することに差があるわけですが、経験を積めば積むほど、同じ景色を眺めていても、気に留めるものには違いが出てしまうのだろうなぁ、と思いました。
昨日の産経新聞の「暮らし」の面に、「絵本を味わう」という欄があり、平成5年に福音館書店から刊行された、五味太郎作、「正しい暮らし方読本」が紹介されていました。「正しい」買い物の仕方、眠りのあり方、ヘビの長さの測り方、などについて、200人以上の老若男女が、ああでもない、こうでもない、と言ったり、考えたり、動いたりする姿が描かれているそうです。
私はもともと、五味太郎さんのことわざ図鑑や言葉図鑑が大好きで、見ていると「そうだよね」「たしかに」「こんな考え方もあるのか」と、見方が広がる楽しさを感じます。その記事は「私たちはとかく『ねばならない』に縛られてしまいますが、案外正しさは一つではなく、色々な人が様々な方法で関わりながら共に考えていくものではないかということに気付かされる」と、結んでいました。「コロナと共に生きる、新しい暮らし方」が話題になっている昨今、早速購入したいものだと思っています。
5/18~5/24分削除しました。